糖尿病が進行、血糖値212mg/dl HbA1c11.8%、強面の男先生に入院を強く勧められ、入院を決意する
女医さんに勧められ糖尿病専門医のいる病院の門を叩く。
『頼もう~』道場風にしゃれてみる。
10時に内科の受付を済ませ、しばらく待合室で待つ。なかなか自分の番が回ってこない。ずいぶん患者の多い病院だ。
1時間半ほど経って、ようやく名前が呼ばれドクターの診察を受ける。待っているだけで疲れた~。
まず問診で、いろいろ食生活や運動量など聞かれたが症状として「体が少しだるい」こと伝え、さっそく採尿・採血。
運よく、優しくて、可愛い看護婦さんだったため、採血針はさほど痛くなく、採血管に3本ほど血を取られたが、ラッキーチャチャチャ。
果たして、結果は「血糖値212mg/dl HbA1c11.8%で、血圧は148/105mm/Hg」。ギクッ~。
強面の男先生曰く、「糖尿病が相当悪いですので、直ぐに入院の手続き取りますから、入院してください」と強い口調、
『先生、すぐにと言われても都合がありますので、明日にしてください』。と言うと
「その間に倒れてもらっても責任とれないので今から即、入院してください。糖尿病は合併症が怖いんです。精密検査をしてみないとわかりませんが、足を切断したり、失明したりすることになりますから」。と強く勧められるも、
負けずに頑張って『倒れても自分で責任とりますから。明日また来ます』。と言ってそそくさと、精算(約30分かかる)を済ませ、帰宅する。
参った、参った。
不安が的中。入院である。かかりつけの医者がいった通り糖尿病が進行していたのである。
女先生は私をいうことを聞かない患者だと、治療・指導するのを諦め、サジを投げ、お灸をすえるつもりで、強面の男先生を紹介したようだ。
足を切断だの失明だの散々脅かされた。無理もないことである。
私は症状がないことをいいことに糖尿病を軽く見ていたのである。
運動をろくにせず、不摂生を繰り返していたのである。
「わかっちゃいるけどやめられない♪~」なんて誰かが歌ったいたな~。
この際諦めて、徹底的に糖尿病なるものを治療しようと決心し、入院の準備を始める。
★糖尿病(とうにょうびょう、拉、独、英:diabetes mellitus、DM)とは、血糖値(血液中のグルコース(ブドウ糖)濃度)が病的に高い状態をさす病名である。
★糖尿病の診断基準・数値
1) 空腹時血糖126(mg/dl)以上
2) 75グラムのブドウ糖を飲み2時間後の血糖200以上
3)随時血糖200以上
4) ヘモグロビンA1c6.5%以上
のいずれかに当てはまる場合、「糖尿病型」と診断。
●糖尿病の診断基準に「ヘモグロビンA1c」を推奨
米糖尿病学会、国際糖尿病連合、欧州糖尿病学会でつくる専門委員会も、糖尿病の診断基準として、「HbA1c」値を推奨すると発表しています。
※ヘモグロビンA1cが糖尿病網膜症などの合併症発症と関連していると評価しているため。
JDS(日本独自の値) HbA1c 6.1%以上 → NGSP(国際標準値) HbA1c 6.5%以上
●糖尿病の診断基準の改定のポイント
糖尿病の診断基準が改定され、新たにヘモグロビンA1c(HbA1c)が加わることになりました。
なぜ、ヘモグロビンA1c(HbA1c)が糖尿病の診断基準に加わることになったのでしょうか。
これまでの診断基準は、1999年に策定されたもので、空腹時血糖値 126mg以上(/dl)または食後血糖値 200mg以上(/dl)となると糖尿病と診断されますが、血糖値は、食事や運動の影響を受けやすく、検査前の一時的な節制をすることで数値が変わってしまい、より適正な診断ができない可能性がありました。
そこで注目されたのが、ヘモグロビンA1c(HbA1c)。
HbA1cは、赤血球に含まれるヘモグロビンにブドウ糖が結びついたもので、赤血球の寿命が長いため、過去1~2カ月の血糖状態を把握できます。
HbA1cを診断基準として導入すると、短期間の血糖の状態ではなく、長期的に見た血糖状態が把握できることで、より適切な判断ができるということのようです。
■糖尿病の診断
①日本では、日本糖尿病学会による2010年の診断基準を用いる。
ちなみに、アメリカでは検査の簡便さも考慮し、空腹時血糖のみを重視するのに対して、日本とヨーロッパでは食後血糖を診断基準に含んでいるところに違いがある。
空腹時の血糖または75g経口ブドウ糖負荷試験で診断する。空腹時に126mg/dl以上の血糖があればブドウ糖負荷をしなくても糖尿病型と判定される。
空腹時血糖(mg/dl) 2時間後血糖(mg/dl)
正常型
110未満 140未満
境界型
126未満 200未満
糖尿病型
126以上 200以上
②HbA1cが6.5%以上である場合は1回だけの判定で糖尿病と診断する。
甘~い生活は危険がいっぱい?
★糖尿病による合併症
高血糖は全身の血管や神経を傷つける。
糖尿病による目の病気(糖尿病性網膜症)や腎臓の病気(糖尿病性腎症)に、 糖尿病による手足のしびれなど末梢神経の病気(糖尿病性神経障害)を加えた三つを昔から糖尿病の三大合併症と呼んでいます。
☆彡糖尿病三大合併症
①糖尿病性網膜症
②糖尿病性腎症
③糖尿病性神経障害
また、糖尿病のコントロールが悪いと、細菌などに対する抵抗力が弱まり、ひどい感染を起こす危険が増します。
①糖尿病性網膜症
血糖値が高いことによって、目の網膜(もうまく:眼球の後ろにある光を感じる部分)に栄養を送っている細い血管の流れが悪くなったり詰まったりすることで、出血が起こったり、血管からしみ出たタンパク質や脂肪が網膜に沈着したりする病気です。進行すると、失明につながることもあり、成人後の失明原因の第1位になっています。初めのうちは症状がほとんどないため、気づかないうちに進んでいることがあります。
②糖尿病性腎症
血糖値が高い状態が続くことで、血液中の老廃物を尿として体の外に出す働きを持つ腎臓の細い血管(糸球体)の流れが悪くなり、腎臓の機能が落ちてしまう病気です。症状を感じることはほとんどなく、初めのうちは尿にタンパクが時々出る程度ですが、そのまま放っておくと常にタンパク尿となり、やがて腎臓がほとんど働かなくなる腎不全となって人工透析が必要となります。
③糖尿病性神経障害
血糖値が高い状態が続くことで、さまざまな神経線維に障害が起こる合併症です。痛みなどを伝える神経が障害されると手足の感覚がにぶくなったり、じんじん・ピリピリしたり、しびれたりします。痛みが出ることもあります。
臓器の働きを調節している自律神経が障害されると、胃のもたれや下痢、便秘、膀胱の異常(尿が出にくい・尿が残る感じなど)、勃起障害(ED)などが現れます。
人体のあらゆる細胞や組織は血液から酸素や栄養を供給されて生きていますから、血管の障害に関連する糖尿病の合併症は体中どこに発生しても不思議ではないといえます。
●その他
・動脈硬化による心臓、脳の病気(心筋梗塞、脳梗塞など)
糖尿病は、動脈硬化を進め、心筋梗塞、脳梗塞など動脈硬化によって起こる病気の危険性を高めます。高血圧、脂質異常症や肥満、喫煙など、動脈硬化を進める他の要因をあわせ持っている方は、とくに注意しなくてはなりません。
・感染症
糖尿病の治療がうまくいっていないと、肺炎、膀胱炎、皮膚炎、歯肉炎などの感染症が起こりやすくなります。またこうした感染症が起こると、急に血糖のコントロールが悪くなることがあります。風邪をひかない・悪化させない、トイレをがまんしない、きちんと歯磨きをするなど、ふだんから注意してください。また、発熱や排尿の時の痛み、皮膚や歯ぐきの腫れ、化膿などがみられた時は早めに受診してください。
血糖値227mg/dl HbA1c は11.6%と糖尿病が悪化し、専門医を紹介される サジを投げられた?
先日、美しい女医さんに血糖値217mg/dl、HbA1c・ヘモグロビンA1c 9.9%で「立派な糖尿病です」。と言われ、
治療薬としてアジルバ20mgとテネリア20mgを飲み始めて、約二か月後、再びかかりつけの医者に行きました。
採血し、血液検査の結果が出ました。
血糖値227mg/dl、HbA1c・ヘモグロビンA1c は11.6%で前回よりも悪い数値でした。
(前回は血糖値217mg/dl ヘモグロビンA1c 9.9%)
血圧の数値も悪く、前回の158/91(mmHg)に対して、今回の血圧は 152/97(mmHg)でした。少しも改善されてない。
女医さんがすかさず言いました。「糖尿病の専門医を紹介しますので近日中に受診してください」。『そんなに悪いんですか』。と恐る恐る聞くと、「非常に悪いですね。治療薬を飲んでもHbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)が10%を超えています。当院では治療の域を超えています。紹介状を書きますので専門医の先生に渡してください」と言われた。『わかりました』。と言って帰宅する。
我ながら少しは注意して食事をしたつもりが甘かったのです。治療として薬を貰っているので3度の食事に好きなスイーツを満足するまで食べて、散歩も怠っていましたから。
症状に何の変化も現れなかったので大丈夫と高をくくっていたのです
でも考えてみると体は少しだるく感じます。夏バテだとばかり思っていました。
仕方がない、身から出た錆だと思い専門医のいる大病院に行く決心をしました。
糖尿病の治療始まる 血糖値217mg/dl HbA1c 9.9%
過日、会社定期健康診断で「糖尿病要治療」と診断されていたがその後何も症状が現れなかった。でも少し気になっていたのでかかりつけの病院に行った。
採血の結果は血糖値217mg/dl HbA1c・ヘモグロビンA1c 9.9%で
血圧は 158/91(mmHg)体重 74kg
女先生は「立派な糖尿病ですから食事は1600kcal、散歩を30分してください。体重は70kgを切るように努力してください。とりあえず薬を出しますので様子を見てください」。といった。
治療薬はアジルバ20mgとテネリア20mgを貰って帰宅。
健康診断で「糖尿病要治療」と書かれていてもさほど気にはならなかったが直接医者に言われると心が折れた。「ガクッ」
独白『私に残された時間はさほど多くはない。好きなものを好きなだけ、好きな時に食べたい気持である。
言われたとおりに一応やってみるか』。
※糖尿病と高血圧の治療薬
★アジルバ20mg
薬価
1錠あたり139.8円
薬効分類
個々の器官系用医薬品 > 循環器官用薬
主成分
アジルサルタン
●作用と効果について
血管を収縮して血圧を上げる体内の物質であるアンジオテンシンIIの受容体に拮抗し、末梢血管の抵抗を低下させて血圧を下げる薬です。
通常、高血圧症の治療に用いられます。
次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。血中カリウム濃度が高い、手術前、血液透析をしている、減塩療法中、腎障害、肝障害、脳血管障害がある。
妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
●用法・用量
通常、成人は1回1錠(主成分として20mg)を1日1回服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日1回2錠(40mg)が上限です。必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は、気が付いたときに1回分を飲んでください。ただし、次の服用時間まで8時間以上あけるようにしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
●副作用について
主な副作用として、発疹、湿疹、かゆみ、めまい、頭痛、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
・顔・舌・のどが腫れる、息苦しい [血管浮腫]
・冷たく感じる、吐く、意識がなくなる [ショック、失神、意識消失]
・尿量が減る、顔や手足がむくむ、熱が出る [急性腎不全]
・手足や唇がしびれる、筋力がおとろえる [高カリウム血症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
保管方法その他
乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
★テネリア錠20mg
薬価
1錠あたり169.9円
薬効分類
代謝性医薬品 > その他の代謝性医薬品
主成分
テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物
●作用と効果について
血糖値を調節するホルモンであるインクレチンを分解する酵素を阻害し、血糖値に応じてインスリンの分泌を促進するなどして、血糖コントロールを改善します。
通常、2型糖尿病の治療に用いられます。
次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、1型糖尿病、感染症、手術前後、外傷がある。
妊娠または授乳中
他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
●用法・用量
通常、成人は1回1錠(テネリグリプチンとして20mg)を1日1回服用しますが、効果が不十分な場合には1回2錠(40mg)を1日1回服用まで増量される場合があります。必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は、気がついた時に1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
●副作用について
主な副作用として、低血糖症、便秘、腹部膨満、腹部不快感、吐き気、腹痛、鼓腸、口内炎、湿疹、発疹、かゆみ、皮膚炎、けん怠感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
・冷や汗がでる、空腹感、手足のふるえ [低血糖症]
・高度の便秘、腹部膨満、持続する腹痛 [腸閉塞]
・全身けん怠感、食欲不振、皮ふや白目が黄色くなる [肝機能障害]
・から咳、呼吸困難、発熱 [間質性肺炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
保管方法その他
乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。