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納豆の糖尿病予防・改善の効果とは?

納豆の糖尿病予防・改善の効果とは?
そもそも、なぜ納豆が糖尿病に良いかと言うと、以下の2つの効果が期待できるからです。

1、血糖値の上昇スピードを抑えてくれる
納豆に多く含まれる「水溶性食物繊維」には、食べ物を消化する酵素(消化酵素)の働きを弱める効果があるので、血糖値の上昇スピードを抑えてくれます。

私たちの体は、食事をすると栄養素が血液を流れるので、必ず血糖値が上がるようになっているのですが、「インスリン」と言う成分の働きのおかげで、血糖値を安定させることができます。

しかし、糖尿病の人はインスリンの働きが極端に悪いので、いかに血糖値を上げない食事をするかが重要になってくるわけですが、水溶性食物繊維はまさに打ってつけの栄養素なのです。

他にも、食物繊維には腸内環境を改善する効果もあるので、便秘を治したり、免疫力を付ける役割がありますよ。

2、インスリンの分泌を促し血糖値を抑える
納豆の主原材料である「大豆」には、インスリンを促すタンパク質に含まれていて、糖尿病改善に役立ってくれます。

特に、妊娠中に糖尿病になった女性に効果的です。

妊娠中は胎盤からインスリンの分泌を抑えるホルモンが働いてしまうので、納豆の力でインスリンの働きを戻すだけで糖尿病が改善される場合もあります。
(もちろん、栄養バランスの良い食事を心がけるのが大前提ですよ)

どんな食材と組み合わせて納豆を食べたら良いの?
では、どのように納豆を食べれば良いか、と言う問題になってきますが、基本的には栄養バランスさえ良ければ、どの組み合わせでも問題ありません。

ちなみに、日本糖尿病学会による食品交換表によると、糖尿病患者が1日で食べる納豆の量は40gが目安。
市販の納豆は1パックが40~50gなので、1日1パック食べると良いということになります。

もちろん健康な方は1日3回食べてもよろしいかと。

では、具体的にどの食材と納豆を組み合わせて食べると良いのか?

➀ごはんと納豆の組み合わせ
一番オーソドックスな組み合わせ。

ごはんが炭水化物が多めで血糖値が上がりやすいので、納豆から先に口に入れてよく噛んでからご飯を食べる、と言う食べ方が良いです。

また、納豆ごはんに卵をかけるのもオススメです。

なぜなら、卵は炭水化物が少なく血糖値が上がりにくい食材な上に、良質なたんぱく質やビタミンEを多く含んでいるからです。

➁納豆チャーハンの食べ方
納豆チャーハンを食べる時は、どんぶりの様に早いスピードで食べがちなので、意識してゆっくりとよく噛んで食べるようにしましょう。

また、納豆チャーハンは納豆と米の割合が多く、栄養が炭水化物とタンパク質に偏ってしまうので、サラダを先に食べた後に納豆チャーハンを食べると、栄養バランスも良く血糖値が上がりにくい工夫ができます。

➂納豆キムチの食べ方
納豆キムチを食べるのも、糖尿病の人にオススメです。

ただし、キムチを食べたからと言って、「野菜は十分に取れてる」と思ってはダメです。

なぜなら、キムチの原材料は白菜や大根と言った一部の野菜しか使っていないので、十分にビタミンやミネラルを取ることができないからです。

また、キムチのような辛い食べ物は、体温を上げて血圧を高める働きがありますが、基本的には糖尿病と関係のない働きなので、「辛い物は糖尿病に悪いのでは・・」と心配になる必要はありません。

 

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