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糖尿病と水虫の関係は如何に? たかが「水虫」されど「水虫」

ある時水虫がなかなか治らないので心配になり、皮膚科に行きました。

足指の間です。

先生曰く「だいぶ進んでいますけど、糖尿病はありませんか」。と聞かれたので「現在治療中です」。と答えた。

以下はドクターの説明です。

「糖尿病とは、主に血液中の血糖値が高い状態にある方をさしています。重度になると、免疫力の低下や頻回に喉の渇きが気になったり、多量の尿が出たり、トイレに行く頻度が増加します。
 
 
糖尿病の主な原因は、膵臓の機能が著しく低下して、血中にインスリンが不足すると血中の糖分のコントロールが困難となり、血糖値が上昇してしまう事があります


糖尿病にかかると、免疫力が低下する点と、手や足先の毛細血管が徐々に破壊され、抹消の循環機能が低下していきます。このため、水虫の白癬菌が付着しても抵抗力が少ない事や皮膚が傷ついた際に抹消の循環が良くないために再生が遅れたり、十分な栄養補給を細胞が行われないため、菌の増殖を許し、水虫にかかる方が増加するのです。
 
糖尿病にかかりますと、水虫の皮膚の侵食に対して、抵抗力や皮膚の再生が追いつきにくく、重症化することが多くなります。
 
 
また、皮膚が剥がれ落ちやすくなるため、周囲の方は衛生面や、水虫に感染しないように対策が必要になります。また、糖尿病による抹消の循環障害があると、皮膚の再生が遅れて、そこから菌が体内に侵入し、重症化しやすいため、早期に治療が必要です。

糖尿病で血管障害が現れやすいのは、太い冠状動脈と末端部分の毛細血管です。特に足は心臓から一番遠い部分ですから、足の毛細血管には異常が起こりやすく改善されにくいんです。水虫から壊疽を起こすこともあります」。

なるほどと思いながら心配になってきました。

「糖尿病の治療と共に、今ならまだ間に合いますから根気よく水虫の治療も続けてください」。と言われ早速薬を貰い治療にあたることを決意したわけです。

水虫も糖尿病が影響しているなんて今初めて知ったところでした。

なんだか考えてみると糖という毒は血液を介して全身に運ばれているわけだから糖尿病は体のあらゆる所に影響を及ぼすものだと実感しました。

今後は体の隅々まで気を配るようにしようと思いました。

たかが「水虫」されど「水虫」です。

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