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タンザニアとイエメンでコレラ感染が爆発的に拡大

タンザニアとイエメンでコレラ感染が爆発的に拡大

東アフリカ、タンザニアの保健省は11日、同国でコレラ感染が拡大しており、2か月で18人が死亡したと発表した。今後も雨季が続くため状況の悪化が懸念されると警告した。

 保健省よると、9月1日から10月30日までの2か月間に570件のコレラ感染例が確認され、18人が死亡した。同省は地元の各自治体に感染拡大を防止するための措置をとるよう求めた。

 タンザニアでは2015年にコレラが大流行し、約1万人が感染し、150人が死亡している。
 コレラは汚染された水などによって感染し、激しい下痢などの症状に見舞われる。


内戦が続くイエメンで市民が空爆の巻き添えで死亡するケースが続発している。

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は、8月17~24日に少なくとも58人が空爆などで死亡したと発表。

このうち42人は隣国サウジアラビア主導の連合軍による攻撃で命を落としたという。一方、内戦の影響で衛生状態も悪化し、コレラの感染が疑われる市民が50万人に上るなど、人道危機が深刻化している。

イエメンでは2014年以降、イスラムスンニ派の盟主・サウジが支援するハディ大統領側と、イランが後ろ盾となっているシーア派武装組織「フーシ」の対立が激化。サウジ側の連合軍が空爆を開始した15年3月ごろから本格的な内戦に発展した。

 サウジのメディアなどによると、首都サヌアでは今月25日に無人の建物が標的になった空爆があり、隣接の住宅が崩壊して、子供6人を含む少なくとも14人の市民が死亡した。翌26日にサウジ側の報道官が誤爆を認め、「技術的なミスが原因。フーシの司令部を狙ったものだった」と述べる一方、「フーシ側も市民を人間の盾にしている」と批判した。

 イエメンでは15年以降、民間人を含む1万人以上が死亡、総人口の1割超の300万人が難民・避難民となった。昨年は国連の仲介で和平協議も実施されたが不調に終わった。

 さらに今年に入りコレラの感染も爆発的に拡大している。世界保健機関(WHO)によると、8月中旬の時点で感染が疑われる人の数は50万人を超え、4月以降だけで死者は2000人に上る。

 だが戦闘激化で多くの医療施設が機能せず、医薬物資も不足。援助団体はコレラ流行地域への立ち入りを試みているが、紛争当事者が妨害するケースも多いという。残りわずかな病院に感染者が殺到しており、援助団体などは国際社会の早急な支援を訴えている。

 

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